トライアスロンへの挑戦(その15-2017徳之島ミドルトライアスロン)
―徳之島トライアスロン―
去年の新島のレースで知り合ったトライアスリートたちから、徳之島のミドルトライアスロンに出ないかと誘われた。
去年の新島のトライアスロンはとてもいい思い出だった(今年も楽しかったが・・)ので、無理に年休をとって参加することにした。
いつかはロングに挑戦するためにも、ミドルを挑戦する必要がある。
―徳之島の闘牛―
レース前日は徳之島で闘牛を見た。
大型の牛が戦う様はとても迫力があった。司会をするアナウンサーの人が長靴でいかにも飼育農家のおっちゃんの風体でぬるい感じもおもしろかった。
牛に子供を乗せたり、大勢の人間が出入りして、かなり危険な感じだったが、走り回る子供たちと一緒に芝生に座り応援する地元の観客たちもいい感じだった・・・
営々と何年も何年も続いてきたのだろう・・・
―ミドルトライアスロン―
レースの一月前にエントリー用紙と一緒に子供たちの手紙が入っていた。とても可愛らしい。
―とても遠いが海は綺麗だ―
徳之島は東京から徳之島は人口2万8千人の奄美列島の島で、鹿児島と那覇の真ん中に位置する島で、本州の文化(奄美文化)と琉球の文化のちょうど間にある島だ。
徳之島は鹿児島からフェリーで15時間もかかる。
マルエーフェリーとマリックスラインという二社が交互に就航しているようだ。
マルエーフェリーは爺さんばっかりだが、マリックスラインは若い娘さんがたくさんいてクラブかキャバクラのようだった・・
海はあくまでも透明で、珊瑚がある。極端に湿度が高く、蒸し暑くて、日差しがまぶしい・・・南の島らしいビーチがたくさんある・・・
―スイムは1時間かかった―
スイムは2Kmで1Km泳いで、1Km引き返すコースだ。
いちおう、スピードでゆるやかに3区分されているが一斉スタートだ。
1時間かからないと思っていたが、潮の流れがあって思うように進まない・・・波が高くて前が見えないのでひどく蛇行を繰り返す。
透明度が高いので前の人たちも見えるのだが、彼らも蛇行している・・・
往路はひどく蛇行したが、帰路は潮の流れに乗って早くなった。最後の海から上がる50mは極端に進まなかった。
もっと早くなったと思っていたが、1時間かかってしまった。
―バイクは思ったよりも坂が低かったが足が攣る―
バイクは、75kmで、坂が多いと聞いていた。
沿道からは島民が総出で応援してくれる。
苦手なバイクで足が終わるのを防ぐつもりでセーブしていったが、案外、坂が低かった。でも、60Kmほどいった、「チロル」という飲食店の前で、足が攣ってしまった。電気のようなショックが走り、右足の内側広筋が攣った。
そのあとは、右足をかばって片足で漕ぐように進んだ。
結局、3時間20分もかかってしまう。
―ランは炎天下のなか気温30度近くなり歩く―
ランは新島トライアスロンのときの失敗を繰り返さないようにバイクで足を温存するつもりだったが、やはりバイクで足が攣ってしまい走れなくなった。
炎天下のなか、気温が30度近くなり、歩いてしまった。
エイドでは、ビニール袋に入った氷水を首にあてて、コーラをがぶ飲みする。
水を含んだスポンジを肩に挟んで走った・・・足の故障と暑さで歩いてしまい、2時間半かかってしまった。
今回も得意なはずのランを生かすことができなかった。
走り終わったら、会場ではアイシングのサービスがあって、濡れタオルをかけて腋と首に氷を当ててくれた。「あの世」ではないかと思うぐらい気持ちがよかった。
―また出たい―
結局、なんとか完走はしたものの、7時間もかかってしまった。
いまのままでは、ロングの完走も厳しいかもしれない。足を残す対策を考える必要がある。
でも、美しい海、島総出での応援、かわいらしい子供たちがたくさんいる島、ホテルのプライベートビーチにバイクでみたサトウキビ畑・・・すべてが楽しかった。
できることなら、もう一度出たい。
<覚え>
・サンダルが必要
・新調したトライスーツにポケットがなかった。
・マグオンや補給食はバイクにテープで貼りつける。
・日焼け止めを塗る。