加古川マラソンでサブスリー(2019)
マラソンを始めてもう15年になるが、ほとんどハーフマラソンを走ってきた。
初めてフルマラソンを走ってからは3年10か月でサブスリーを達成できた。
2016/1/31 初フルマラソン 勝田マラソン3:52:24
2018/2/4 別大マラソン DNF
2018/11/28 つくばマラソン 3:26:04
2019/3/5 別大マラソン 3:25:12
2019/3/17 板橋シティマラソン 3:18:16
年齢は55歳、体重は71.5km、体脂肪率はほぼ20%で、他のランナーと比較すればかなり低いスペックで、自分でも予想外であった。なお、前日に酒を4合近く飲んでいた・・
体重、体脂肪率が多いことは、練習不足と自己管理ができていないだけで、前日の酒もまったく褒められたことではなく、今回のサブスリーが僥倖だったことを示している・・
記録にまだ魅力があったので、別大マラソンを除いてはフラットで記録の出やすいレースばかりエントリーしてきた。加古川は記録の出やすいレースで、関西の懐かしい友人に会いに行くつもりでレースにエントリーした。
当日の天気は曇で、気温は6℃~13℃程度と、さらに風が比較的少なくベストコンディションだった。河川敷のレースなので多少は風が吹く・・・
一般の部でエントリーしているが、3時間のタイム申告をしていたので、一番前からスタートできた。同じレベルの人たちと最初から走ることができてタイムにロスがでない・・・
3時間ペースランナーが、陸上部の大学生だろうか・・・可愛らしい女の子2名とイケメンの好青年5名が、風船を背中につけて目印になり、ぴったりキロ4分15秒で刻んでくれた。
ペースランナーを参考に、水は、10Km、20km、30kmと三度飲んだ。それぞれ少量づつだ・・
河川敷のフラットなコースで、ペースランナーの後ろについて、ひたすら走るが、後半に入ると、同じレベルの人たちもふらふらと蛇行してくる。さらに、10kmの部の遅い人たちが左端にいて、ときどきペースが乱される・・
しかし、思ったよりもペースを維持することができて、「もしかしたら3時間を切れるかも知れない」と思ったのは30Kmすぎだった。「万一、今回で3時間切れたら、来年4回入れているレースも必要なくなって、走らなくて済む!!」不埒なことを考えながら、35kmで足がつることを予想して、芍薬甘草湯の顆粒を飲んだ・・・
そのまま、ペースランナーの背中を負いながら走るが、38kmを過ぎると、私と同世代で、ひどく辛そうな呼吸をしているランナーと二人で、ペースランナーを負うこととなった・・・
39kmを超えると、あと、3kmとペースランナーが励ましてくれる・・・まだ、ペースが落ちない・・・
40kmを超えると、ペースランナーに「3時間切れますか?」と聞くと、「落ちなければ大丈夫です!」と言ってくれた・・・
41kmから、前腿の張りがでて力がはいらず、さらに、呼吸が深くできなくなる経験したことのない症状が出てきた・・・ ペースが4:15から4:25に落ちる・・・・
ペースランナーが「出し切れー!!」と怒鳴ってくれた!!!ペースの落ちを抑えながら、なんとか3時間を切ってゴールした・・・
「夢のサブスリー」を達成した。なんだか、思ったよりも、あっけなかった・・・・
本当にペースランナーに感謝した。握手して別れたが、もっとお礼が言いたかった・・
3.振り返ってみると(成功要因)
①練習量
サブスリーは250km走る必要があるとの定説に反して、12月の走行距離は105km、11月は185km、10月は80km程度の練習量で、かなり少ない走行距離だった。
11月末に駅伝で10km、12月初旬に駅伝で13kmを走ったが、それらのレースが筋力増強に効果があったような気がする。
また、駅伝準備のためにも、走行距離よりもウィンドミルで、短い距離で刺激を入れた。
②シューズ
シューズはナイキのウェイパーフライ%を使ったが、このシューズも効果があったような気がする。
これまでの経験から、35kmで左の鵞足炎、右の梨状筋に障害の癖があり特に右の梨状筋に痛みが出ると、全く走れなくなることが予想された。
痛み止めが聞く時間を考慮して25kmでロキソニンを投入し、足がつる35kmの手前で芍薬甘草湯を服用したことが効果があったと感じる。(水がなくひどくむせたが・・)
4.今後
今後は、トライアスロンにシフトして、苦手なスイムを克服し、バイク練習に励む予定だ。来年にエントリーしたマラソンについては、出場するかどうか、ゆっくり、考え直す・・・