2019’s blog

トライアスロン・デュアスロン・マラソンの記録

50歳からトライアスロンへの挑戦(その4)

― 3か月たって ―
 
 トライアスロンにエントリーすることを決めた3月から、3か月と少したった。
 
 とにかく、クロールの息継ぎができず25mしか泳げなかったので、毎日泳ぐことを決めて、毎日、東京体育館と近所の中学校のプールに通った。
 
 急な仕事、出張、飲み会などがあるので、実際は毎日は無理だったが、3月~5月の間に毎月20日程度の回数を泳いだ。ランとバイクにもトレーニング時間を配分する必要もあるので何日かをそれに充てているが、とにかくSWIM中心のトレーニングを続けている・・・・
 
 ようやく、苦手だったクロールの息継ぎも楽にできるようになったが、50mが80秒~90秒ほどかかるひどく遅い状況だ。さらに、毎日泳いでもスピードが速くなる気配がない・・・・・
 
 これでは、バイクとランが速くても、完走もおぼつかなくなる・・・また、スプリントの750mならなんとかなっても、1.5Kmのオリンピックディスタンスだと、多くのレースで最下位の水準になる・・・
 
― 東京体育館のパーソナルトレーナーに教えてもらう―
 
 これでは、いかんと思い、東京体育館のTIPPNESSパーソナルトレーナーにコーチを頼んだ。
 30分で、3,250円だったかな・・・・・試してみようと思った。
 
 予約した、18:00にプールで待ったが、コーチは、綿野コーチという30代と思われるコーチで、小柄だががっしりとした体格の好青年だった。コーチ歴24年とあるが・・・・・何歳??・・・・
 コーチからは、手取り足取り・・・・ほんとうに、手を取って、足をとって丁寧に教えてくれる。
 ただ、あまり、男性に触られるのは慣れていない・・・
 コーチの指示で、まず、25mを泳いでみて、基本的な姿勢について指導を受けた。
 
― 浮く姿勢 ―
 
 バランスボールにうつ伏せに乗ることをイメージして、腹をひっこめて背中を開き、手を前にだらんとたらして、頭を上げる・・・・「姿勢が悪く、だらしない感じ」というのが楽に泳ぐ基本の姿勢とのこと・・・
 
 自分のポジションは背筋を伸ばしており、また、前に出した手はほぼ水平であったが、前に出す手相当にななめ下の位置でポジションを決めることが望ましいようだ。
 コーチからは、「手を前に下げて、前のめりにして、その姿勢を推進力に活かす」とのこと・・・
 
 背中を開くということは、トライアスロンスクールでも同様の指導があったので、なんとなく理解できたが、実際に泳いでみると、もう、癖がついてしまっておりすぐに元の姿勢に戻ってしまう・・・・かなり実践は難しい・・・
 
 ストリームラインを意識することをトライアスロンスクールで教えてもらったのだが、その関係はいまひとつ理解できなかった・・・・ストリームラインの姿勢は、手と背中、尻をまっすぐ壁にくっつくように身体を伸ばす姿勢だと思っていたのだが、泳ぐ際の姿勢は、どうも、違うようだ・・・・
 
― ローリング ―
 
 ローリングの意識についても、肩と腰の動きを一致させて動くとのこと・・・手を添えてもらい、右、左とローリングの補助をしてもらうと、確かに早くなる気がする・・・
 頭の位置を動かさずに漕ぐ逆の手と同期して静かにローリングする・・・
 身体が伸びることがいいことだと思い、ストロークの都度、手を思いっきりまっすぐ伸ばしていたが、どうも、力が入りすぎているようでこれはまずいようだ。
 楽に軽く伸びる程度で手は前(ななめ下)に出すほうがよいようだ・・・
 
― 手を漕ぐ面 ―
 
 手を漕ぐ場合のパワーは、手のひらだけではなく、ひじから下を使うことをイメージする。(これは前回のトライアスロン教室でも同じことを言っていた。)
 このこつは、手首を固定してまっすぐ立てた手で漕ぐことがよいようだ
 イメージとしては、ボディは船で、手はオールをイメージする。
 また、手の掻きは、太ももに当たるまでをイメージする。
 
― 頭を上げる ―
 
 姿勢は、頭が下がりすぎていたようだ。もっと、頭を上げて額で水をきるくらい斜め前を向くほうが、尻が沈まないようだ。たしかに、手をひっぱってもらいながら頭を下げると沈み、あげると浮いた。(てっきり逆だと思っていた。)
イメージ 1
 
― キャッチアップよりも少し早めにストロークを ―
 
 手を搔くたびに、前で手をそろえるのではなく、少し早めに逆の手を引いていくこと・・・・ついつい、ストロークも早くなってしまうが、手を合わせる少し前に逆手を搔くことを意識する必要があるようだ。
 
 概ね、そんな指導をしてもらった。
 
 翌日、もう一度、教えてもらった内容(背中を丸めて、頭を上げて、手をななめ下に入水して肘で漕ぐ・・)をトレースして泳いでみると、タイムは50mを90秒から70秒くらいに短縮できたように思う。
 効果てき面だが、息継ぎを毎回から4回に一回、足を使ってるのもあって、この泳ぎ方だと距離を泳げないデメリットがあった。100m泳ぐとかなり疲れる・・・
 
 いずれにせよ・・・・まだ、次のような疑問がある・・・
 
 ① やはり癖がついていて、背筋を伸ばしてしまう・・・
 ② 息継ぎをすると、手の掻きの位置、頭、ひじとフォームがくずれてしまう・・・・・・
 ③ そもそも、ストロークケイデンスが解らず、どのくらいのケイデンスで手を搔くのだろうか・・
 ④ 足の使い方は?(すぐ足がつってしまった。)
 
 来週も、同じコーチに、今度はウェットスーツを着てコーチをお願いするつもりだ。
 あまり、時間はないが、なんとかスピードを上げたい・・・・